不登校生徒の悩み

ある日突然カフェに来たAちゃん。初めは背も高く高校生か大学生かどっちかな?と思っていたら、突然『学校の先生にフリースペースかんののことを聞いて来ました。1年の時休んでいて全く数学わからないから教えて』と言ってカフェの片隅で問題集を広げてやり出したのが出会いでした。それからは朝起きても学校に行く気分ではない時にふらっとやって来ては、営業終了までいて勉強していた。
ある日学校の帰りに来て、いつも通り勉強するのかなと思っていたら、『ねえねえマスター(私の事をいつもこう呼んでいる)、友達とうまく付き合うのはどうしたらいい?』とポツリと言った。
よく聞いてみると最近学校(クラスとは別の教室に行って勉強している)の人間関係に悩んでいる事を話してくれた。
私の解答は『うまく合わせる必要はない』でした。今友達と話が出来なくても悩む必要はない。何故なら将来、高校でも考えの似た人ときっと出会えるし、テーマパークで(希望の就職先)何かの企画に向かって仲間と知恵を出し一つの事をやり遂げれば、立派な人間関係を築けていけるんじゃないかな。友達でなくとも仲間を作ったらいい!今いなかったらおっちゃんらが友達や!
また、私の妻も『小中学校の時代はひとりぼっちになるのが怖かったので、自分の気持ちを殺して相手に合わせたりしたけど、それをすればするほど友達からはいいようにしか扱われないからさらにどんどんしんどくなった。だから別に今無理して友達を作らなくていい。Aちゃんの歳では理解するのは難しいと思うけど』というような経験談を話してくれた。
1時間程の会話の後、Aちゃんは『なんかスッキリしたわ。ありがとう』と言って帰って行った。
毎日通うわけではないけど何か話ができるような居場所があればいいなと思い『フリースペースかんの』を運営しています。
きっかけを作り、どんな小さなことでも自分を認めれるようになれば生きる力はついてくると思っています。
家でも他の場所でも自分を認めれる体験の積み重ねが大切だと思っています。
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フリースペースかんの

不登校児童生徒の集まれる場所として加納地域に誕生。学校以外の体験も準備しています。 また、ネパールの小学校への給食支援も行っています。

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